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セントヘレナ ─世界切手国めぐり─
2008.10.04
南大西洋のナポレオンの島 セントヘレナ


 アフリカ大陸から2000km近く隔たった文字通りの絶海の孤島セントヘレナは、大西洋中央海嶺と呼ばれる巨大な海底山脈上の火山性の島。面積122k㎡、伊豆大島の1.5倍ほどの小島ですが、ナポレオンの流刑地となってから、俄に有名になりました。

 大航海時代にポルトガル船によって発見され、その後、オランダと英国東インド会社の間で領有が争われますが、結局、1834年に英国の直轄領となりました。帆船時代にはもちろん、汽船が出現してからも、スエズ運河の開通前は、英国のインド航路にあたるため、食料や水の供給地として、また石炭の補給基地としても大切でした。

 1982年のフォークランド戦争の際も、英国の軍需物資の輸送基地となりました。1992年にフォークランド諸島解放10周年の記念切手が発行されたのはそのためです。
 ワーテルローの戦いで敗れたナポレオンは、もはや脱出不可能なこの島に流され、生涯を終えたのでした。ナポレオンの遺体は、1840年にフランスに返還されますが、その150周年にあたる1990年には、記念切手が発行されました。

 セントヘレナの一番切手は1856年。風景や地図、それに亜麻の栽培など代表的な島の産業を描いた、1953年の美しい凹版印刷の地理シリーズをはじめ、健全な発行政策に支えられた切手は、人口約7400人のこの孤島の珍しい情報を運んでくれます。
セントヘレナ
Saint Helena

面積:122k㎡
首都:ジェームズタウン
人口:7,415人(2004年)
言語:英語
宗教:キリスト教
通貨:ポンド
セントヘレナ地図
ナポレオンゆかりの地 小型シート
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