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| ▲上:スウェーデン、ラップランドを走る郵便バス 旅客と郵便物の運送を同時に行う。 ヨーロッパの過疎地域では有力な交通手段となっている(1973年・スウェーデン発行) |
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| ▲下:アメリカ1920年代のスクールバス。(1985年・アメリカ発行) |
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| 戦前,乗り合いバスは,映画に欠かせぬ大道具(?)であった。 別れの場面に,再会の場面に,バスは効果的な舞台を用意した。 とりわけ,昭和11年の「有りがたうさん」(上原謙主演),昭和16年の「秀子の車掌さん」(高峰秀子主演)など,のんびりと田舎道を走るバスの中で,運転手,車掌,乗客たちが織りなす人情劇は,映画館の観客をしんみりとさせた。このころ,乗り合いバスは,人情行き交う庶民の社交場であったのがしのばれる。 日本に乗り合いバスか登場したのは,明治36年(1903)9月20日のこと。京都市において堀川中立売~七条~祇園を走った。日本バス協会では,わが国でのバス創業の日を記念して,9月20日を 「バスの日」に制定している。 ところで,最初のバスは蒸気自動車を改造したものといい,6人乗りのコンパクトな車体。当時の道路事情にも苦しんだのであろう,雨天には走行中止,車内は寒冷,故障も多く,日露戦争による戦時不況にも見舞われ,翌年1月31日,早々に休業へと追い込まれている。日本のモータリゼーションの黎明期,懸命に走るオンボロバスの姿が目に浮かぶ。 |