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「栗(九里)より(四里)うまい十三里半」
2008.07.03
サツマイモの呼び名としてご存知の方も多いと思います。
栗に似た味わいで、江戸からサツマイモの産地・川越までの距離が十三里半であったことから
こう呼ばれたそうです。

埼玉県の川越は、私にとっては小学生の頃の芋掘り遠足が最初でした。当時都内に住んでいた
私が抱いた印象は、ただ田舎。
市街地から離れた場所での遠足だったため、蔵造りの町並みの歴史ある地だとは、知る由も
無かったのです。

その後埼玉県に移り住んだ私は、川越のとある高校(ウォーターボーイズのモデルとして一時
脚光を浴びました)に通うことになりました。自由な校風、男子校の気楽さ、であるがゆえに
女に飢えた野獣ども、すべてが懐かしい思い出ですが、それにも増して思い出されるのが、
川越の町です。

「ホームラン劇場」という名前からして懐かしげな映画館、川越まつりのヘビ女の見世物小屋、
古くさいエロ本屋のじいさん。まもなく平成を迎えるバブルの時代に、そこにはまだ古い昭和が
生きていたのでした。下町だけじゃない、何も無い田舎の中にもこんな場所があったんだなー、と。
(そのくせ有名な菓子屋横丁には行ったことが無いのです・・)

そんな思い出に浸るきっかけになったのが、この1冊
川越をはじめ全国各地の懐かしい風景を題材にした切手と、切手に描かれた地の紀行文や
地図・写真などがふんだんに盛り込まれた解説帳です。

これを片手に、思い出の町を歩いてみたくなりました。

隠密同心

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