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ピトケアン諸島 ─世界切手国めぐり─
2008.06.05
南海のロマンを秘めたバウンティ号の島 ピトケアン諸島


 南太平洋のタヒチ島と、ナゾの神像モアイで有名なイースター島のほぼ中間にあるのが面積5k㎡の絶海の孤島ピトケアン。行政的には近くのヘンダーソンなどの無人島を含む英領の島です。人口はわずか46人。しかし1940年以来、数百種もの切手を発行しており、フィラテリストにはよく知られています。

 「バウンティ号」、「ブライ艦長」、「フレッチャー・クリスチャン」そして「パンの木」がこの島のキーワード。いずれも切手には繰返し描かれてきました。

 物語は映画にもなりましたが、18世紀末にはじまります。西インド諸島では、当時アフリカからの多くの奴隷を使うサトウキビの大農園が開かれていました。奴隷たちの安価な食料として注目されたのが南太平洋にあるパンの木。パウパウと呼ばれる大きな実は蒸焼きにするとジャガイモに似た味がします。これを西インド諸島に移植するために仕立てられたのが武装帆船バウンティ号でした。

 タヒチ島で苗木を積み込み、帰路について間もなく、ブライ艦長の厳格さに反感をもつF.クリスチャンらは反乱を起こし、艦長らを小船に乗せて追放します。艦を乗取ったクリスチャンが、追手をさけて、ついにたどり着いたのがピトケアン。この無人島に平和な開拓村の建設を夢みます。

 タヒチ島からつれてきたポリネシアンの女性たちとの間に子孫がふえ、島民は一時200名を超しますが、若者たちは次第に島を去っていきました。最近付近の深海底で発見された、マンガン塊の本格的な採取が始まれば、その基地として島は再び注目されるかも知れません。
ピトケアン諸島 Pitcairn Islands
面積:4.5k㎡
首都:アダムスタウン
人口:46人(2004年)
言語:英語、ピトケアン語
宗教:キリスト教
通貨:ニュージーランド・ドル

ピトケアン諸島地図
切手 宇宙から見たピトケアン諸島(セルフ糊)4種
宇宙から見たピトケアン諸島(セルフ糊)4種
デジタルグローブ社(米)の商業画像衛星「クイックバード」から撮影されたピトケアン諸島(オエノ島、ピトケアン島、ヘンダーソン島、デュシー島)の映像。円形切手。

※変形切手頒布会では6月以降頒布予定。
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