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| 「美術切手:ドレ画「青ひげ公」」(フランス・1983年発行) | |
| ファッションというのは,女性の特権のように思われていますが,ただひとつ,
こればかりは女性にまねのできないものがあります。“ひげ”です。このひげの形が八の字に似ていることから,さるレザー・メーカーが提案したのが,8月8日の「ひげの日」。 日本では古米,ひげは生えるにまかせるのが一般的でしたが,仏教の伝来とともにひげを剃る風がおこり, 明治の文明開化の折には欧米の風習をまね,今度はひげを生やすのが流行ったりしました。しかし,ひげを生やすのも限度があります。 やりすぎるとアブノーマルな感じが出てきて,人柄そのものが目立ってしまいます。江戸の名医,「赤ひげ」など,そんな例ではないのでしょうか。 そういえば,西洋には「青ひげ」もいます。ペローの寓話に出てくる残酷な青ひげ公がそれ。開かずの扉の鍵を新妻に渡し, 開けてはならぬと言いつけて,守らねば殺してしまう。ひげというやつ,案外,本性を隠すためのものなのかも知れません。 |