
| お正月の「正」という字には、「あらためる、きちんとする」などの意味があるように、年が改まると、何か改めたいような気持ちになるのは不思議ですね。 枕草子の中にも「お正月」について「世にありとある人は、みな姿かたち心ことにつくろひ、君をもわれをも祝ひなどしたる、さまことにをかし」と書いてあるように、あらためるのは趣が深いようです。 「お正月」は本来、家に歳(年)神様をお迎えし、お祝いをする行事です。歳神様とは、一年の初めにやってきて、その年の作物が豊かに実るように、また家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様です。お正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、すべて歳神様をお迎えする行事です。 その神様を迎える時に目印になるのが、門松です。おめでたいものとして、松・竹・梅がありますが、門松はそれらと南天・葉ぼたんを組み合わせているのをよく見かけます。松は「神様を待つ」の意味もあり、常緑樹で寒い冬にも耐えることから、長寿の象徴とされてきました。竹も青々としてまっすぐ伸びている様子が好まれます。また、梅は早春の寒風にもめげないで、他の花に先がけて咲き、その香りをただよわせます。別名「春告草」とか「風待草」、「匂草」と呼ばれる理由もわかります。 お正月の行事は、2日の書き初め、7日の七草粥、11日の鏡開きと続いていきます。お正月から除夜の鐘まで、日本の季節ごとの行事はたくさんありますが、「お正月」は日本の行事の中で最も古くから存在するものだそうです。始まりは6世紀と言われていますが、一般の人々に広まったのは、江戸時代になってからのことです。明治時代になると、家族で初詣に行ったりするように、家族としての行事も始まりました。 伝統的な行事は、時代の流れで変化しても簡素になったとしても残していきたいですね。 |
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| 昭和63年用年賀「辰」 | 昭和51年用年賀「たつぐるま」 |
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| 昭和39年用年賀「辰の人形」 | |
| がたたん | |