- 浮世絵ってすごい!!
- 2009.11.14
スタマガネットでもおなじみの
川瀬巴水(かわせ はすい)のオリジナル版画が見たくて、両国の江戸東京博物館で11月8日まで開催されていた「うるわしき大正新版画展」にいってまいりました。
元々浮世絵は好きな方ですが、ゴッホやモネが影響受けるのもわかるよね~と思えるほど、今見ても構図などがモダンでお洒落なのにあらためて感動。
今回、展示されていたのは、大正から昭和初期にかけて浮世絵の見直しと新しい浮世絵版画の創作を目指して制作された「新版画」とよばれる作品の数々でした。
川瀬巴水はもちろん、伊藤深水や、橋口五葉・鳥居言人の87年、88年の切手趣味週間の図案になった作品も展示されていました。
西洋画の影響か、背景がアールヌーヴォ調だったり、美人画にしても目が大きく、意志の強そうな近代美人がモデルだったり、江戸時代の浮世絵とは一味ちがいます。
特に私が気に入ったのは役者絵。江戸時代の役者絵は今でいうブロマイドの代わりだったそうですけど、顔は似たりよったりで判別がつかないので、顔よりは衣装や家紋でどの役者か区別するというもののようです。でも新版画の役者絵は、もちろん描かれている人は知らないんですが、なんとなく本人の特徴がよく出ているな~という印象でした。
唯一本人を知っていた大河内伝次郎の丹下左膳の絵をみて、あ、やっぱり似てる似てる、と感心しました。やはり西洋画の影響でしょうか。(今こいついくつだ?と思った貴方。本人が活躍していた時代には私はまだ生まれておりません。念のため)
他にも外国の風景を題材にしたものや、外人画家の描いた浮世絵、海外輸出向けに作られた作品などもあり、かなり見応えがありました。
お目当ての川瀬巴水の絵は展示も多く、元絵と版画も一緒に展示されていて違いが面白かったです。特に最後のコーナーでは、巴水の42回刷りの作品「増上寺の雪」の一工程ずつをビデオで見ることができました。
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川瀬巴水「増上寺の雪」
巴水名作版画・絵葉書選第4集10枚セットより |
一回毎に軒下の影をすったり、積もっている雪に青みをかけたり、こんな所までこだわるか、という程の細かい作業。何度も色を重ねて奥行きのある絵に仕上げるんだな~と、感心しました。本当に絵師、彫師、摺師の経験・感性・技術が一体とならなきゃ出来上がらない作品なんですね。やっぱり浮世絵ってすごい!!
お客様サービス室 ちゃんぐむ
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