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日専を読み解くシリーズ「新小判切手」
2009.09.25
U小判が“ヒマワリ”なら、新小判は“月見草”新小判切手の〈渋い魅力〉を伝える!
日専を読み解くシリーズ「新小判切手」
明治9年(1876)、それまでの手彫切手に替わる普通切手として、「小判切手」が発行されました。当時紙幣寮に招かれていた「お雇い外国人」、イタリア人のエドワルド・キヨッソーネからヨーロッパの精密な印刷技術を学び、正確に多くの切手を作ることができるようになったのです。 明治9年(1876)から明治12年(1879)に、最初に発行された17種を旧小判切手と呼びます。
次に、明治16年(1883)以降に、UPU(万国郵便連合)の規定により改色された3種がU小判切手です。そして、改色や図案変更などが行われ、明治21年(1888)から順次発行された切手が、本書で紹介する「新小判切手」の10種です。
「新小判切手」の発行されたころ、世界では第4回パリ万国博覧会が華々しく開催されました。日本国内では大日本帝国憲法の発布、鉄道開業17年目で東海道全線が開通されるなど、まさしく日本は礎を築いていた時代。また、明治26年(1893)の日清戦争を挟み、日本の近代化が整備された時期です。このころから郵便の利用が飛躍的に増え、技術の進歩に伴い切手の品質も向上しました。 用紙や色調、目打の組み合わせが豊富で、派手なスター選手が揃う旧小判切手やU小判切手と比べると、バラエティの少ない新小判は少々地味な存在とされていますが… 実は、実力のある、渋い選手は大勢いるのです。本書では、そんな〈渋い魅力〉をもつ新小判切手の“収集のツボ”を、著者の楽しみ方のエッセンスを加えながら丁寧に解説します。
印刷時期や目打による基本ルールを理解すると、その組み合わせ次第では面白いマテリアルが豊富にあることに気がつくことでしょう。新小判切手収集の醍醐味である〈組み合わせの妙〉を味わうことができるはずです。 また、項目ごとに“ポイント”が多く散りばめられているのも本書の特徴です。自分のペースで、ひとつひとつ理解しながら読み進めることができます。
第四章「新小判切手に使われた郵便印と非郵便印」では、『日本郵便印ハンドブック2008』の編者でもある著者が、切手と消印の関係を丹念に解説。これは、消印党必見の内容です!
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