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懐かしの波浮港
2009.05.15
アンコ椿に伊豆の踊子・・・多くの文豪に愛された
伊豆大島 波浮港
〔写真提供/取材協力:大島観光協会〕
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海と山に囲まれた、ノスタルジックな港
伊豆大島は相模湾に浮かぶ伊豆諸島最大の島。中央には、現在も噴火をくりかえす三原山がそびえています。島の南端にある波浮港は、かつては火山の火口湖でしたが、大津波で海とつながり、その後人の手で港口を広げて港となりました。
明治から昭和初期にかけての波浮港は、伊豆大島沖によい漁場があったため、漁船の立ち寄り場、風待ち港として隆盛を極めます。また、美しい景観と温暖な気候にひかれて、多くの文化人が保養や観光、作品の執筆のために訪れ逗留しました。
現在の波浮港は、過ぎし日に思いを馳せるかのように、穏やかで静かな美しさをたたえており、その絶景は訪れる人を魅了し続けています。
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文豪の足跡に触れる
風光明媚な港町には、与謝野鉄幹・晶子夫妻や幸田露伴など、多くの文豪が訪れ、波浮港を題材にした作品を残しています。
川端康成の「伊豆の踊子」もそのひとつ。舞台となった「旧港屋旅館」を訪れる人は、今もあとを絶ちません。 また、波浮港にゆかりの文学石碑を巡る『文学の散歩道』には、30あまりの碑が建てられており、 港を一躍有名にした野口雨情の「波浮の港」(上)、都はるみが歌った「アンコ椿は恋の花」の歌碑からは、懐かしいメロディが思い出されます。
切手の風景を見ていると、時代が変わっても何ひとつ変わらずに、旅人を迎え入れてくれる波浮港を訪れてみたくなります。
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